れさくは大学で不審者としてマークされているんじゃないかというお話
4月から千葉大学大学院看護学研究科特任研究員という長い肩書を頂いている訳ですが。
今日、入り口にこんなのが貼られていました。
凄いですよねこれ。
文章の前半が「関係者以外立ち入り禁止」って書かれてるのに、後半が「関係者でも入ったら懲戒処分」ってこれもう誰も入れないじゃないですか。
・・・・・・・・・・・・。
看護学研究科は男がいない世界です。
もちろん少しはいるかもしれませんが、見たことありません。
れさくは土曜のみ勤務なので。
そう、土曜は基本的に閉館状態なので、ごく少数の人間しかいないんですよ。
普通、誰もいないと思っているところで突然人に出くわすとビックリするじゃないですか。
しかもそれが男だったら、悲鳴あげられそうです。
それを元病棟の長い廊下がばっちりサポートして、反響と共鳴が凄いことになること請け合い。
なので毎週土曜日は、れさくは人に会わないように気を付けて生きてます。
遠くから足音が聞こえてきたら、驚かさないようにルートを変えたり。
すばやくトイレに隠れたり。
もう生まれてすみません私は存在しちゃいけない人間なんですっていうくらい気を使って。
逆に研究室を出入りする時は大袈裟に音を立てて「ここに人がいるよ」アピールをしたり。
あれです、山で熊に遭遇しないようにわざと音を立てるのと同じです。
ゼミの山幹事を務めた知恵がいかんなく発揮されてます。
で、これ。
二重のアンダーラインまで引いて「土曜日は終日禁止」というあたりが胸を抉ります。
いや、れさくは関係者ですよ?
正式に特任研究員として採用されていますよ?
でも「特別に許可された」って言われると自信無くすじゃないですか。
いや、入館証も持ってますよ?
ちゃんとカードキーとして機能してますよこれ。
そんな自問自答の解が出るのも待たず「学内関係者においても上記に違反して入館した場合は、懲戒処分の対象となります」と無慈悲な追い討ちが続きます。
もともと多くの大学は「関係者以外立ち入り禁止」という原則を掲げています。
看護学研究棟も以前から「不審者に注意」とかのポスターがあちこちに貼られていて、その都度ゴメンナサイゴメンナサイって心の中で呟きながら通り過ぎたりしてたのですが、今日改めてあの掲示が出されると、「やっぱり自分が疑われてるんじゃないか」って思う訳ですよ。
もう疑心暗鬼がL5状態でそのまま研究棟の地下一階にある(ry
何がいけなかったのかな・・・・
やっぱりキャンパス内を徘徊して、廃墟っぽいところを見つけて喜んでる姿が怪しかったのかなあ・・・
土曜は生協すら閉まってるので、食料をもとめてリラックスルームに入ったからかなあ・・・
いや鍵は開いてますよ?
ただ「これここに住めるジャン」って思ったのがバレたのかなあ・・・
「通行止」って書かれてる先から入ったから?
いやこれいつもの入り口から入っただけですよ?
どんどん自信を無くします。
自分は存在しちゃいけない人間なの?
いや、そんなはずはない。
ランチミーティングで位置情報の有用性を熱く熱く熱く熱く語って、
看護の学会に何故か汎用的なマッピングシステムを構築したじゃないですか!
そうですよ、自信を持ちましょう!
ポジティブシンキングでもう一度。
研究者たるや我が道を行かねばなりません。
古来、「逆」の発想が多くの発見に繋がり、人類の進歩に貢献しました。
教授からは次代を担う研究者として目を掛けてもらってるじゃないですか!
「こんな綺麗に夕陽が撮れるスポットがあるんですよ!」とかいつも楽しい話題を提供してきたし!
そうですよ、大学で一番偉いのは私じゃないですか!
学長「ほーん、で?」
学内ではいつも「ITの専門家の」って枕詞付きで紹介されてるし
でもITが分かる人にとって「ITの専門家」って表現は胡散臭くて逆効果ですよね・・・
コーヒーとか自由に淹れていいって言われてるし
「水入れてきましょうか」「いや自分行きますよ」「でも場所が」「知ってます」「えっ?」「えっ?」
なんだ自分全然平気ジャン。
むしろ不審者を取り締まる側ジャン。
・・・・・・・・・・・・・。
研究室の帰りに寄った喫茶店で、残りの仕事をしようとしました。
気づいたらこのブログを書きあげていました。
えーと、明日からがんばります。
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