駅コレの現状と今後の改善について

いつもご利用頂きありがとうございます。サーバ障害の件ではご迷惑をお掛けして申し訳ございません。現在駅コレではイベントの実施や障害対応、負荷軽減やお問い合わせの対応が迅速にできない状況が続いております。またAndroid4.4で駅コレアプリが動作しないという情報も頂いております。「iPhoneアプリはいつ出るの?」「そもそもスマホ用デザインにしてよ」という声は24時間頭の中でループしております。

駅コレは株式会社電波の杜が運営しておりますが、実際はれさくが1人で作り1人で運営しています。そのため対応が遅く、正直なところ限界に達しています。

とはいえプレーヤーの皆様にとってはそれは全く関係の無いことであり、れさくとしても諦めるつもりは全くありません。現在サーバの管理が複雑な状況にあるのですが、その点をクリアにした後で、負荷軽減と障害検知を実装致します(たぶん年内)。

Androidアプリについてはれさくがスクールに通ってｽｰﾊﾟｰﾊｶｰになって戻ってきて作る予定です(年内完成)。

今しばらくご迷惑をお掛けしますが、これらはやり抜きますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

「個人の趣味」で始まった駅コレですが、「持続可能なサービス」にするため、そしてビジネス的なお問い合わせに筋を通して対応するため、割とやむにやまれず法人化した経緯があります。実はサーバー代分の収益すらありません。どうするの?なんとかなるよ!(白目)少なくともガチャとか入れたくない。

1人でやっていると大変です。助けて欲しい、手伝って欲しいという想いはありますが、ではその人に対価をお支払できるか?というと無理です(キッパリ)。「一緒に将来に賭けてよ!」とか「CTO募集!なお当方ボーカル」って何か違うよね。「余力で手伝ってもらう」「趣味で手伝ってもらう」のも、それはそれでとっても嬉しいのですが、責任の所在があいまいになるし、困難な時にも最後までコミットできるか?というと難しいと思うのですよ。位置ゲーブームの時にたくさんいた人たちってどこ行っちゃったんでしょうね。

「位置ゲーで地域活性化」や「O2O」が期待され、そしてそれは一定の成果があったと思います。大手位置ゲーさんとかやっぱり数字大きいですね。数字は確実に実績であり貢献です。一方で「位置情報とエンタメってその後どうなったの?」「O2Oって現地では割と温度感違うよね」という声に対しては、業界としての答えを出し切れてないと思います。ｵﾚﾓﾅｰ｡

しかしビジネスである以上、儲けなければいけません。儲からないのに「答えを出せ」と言われても霞を喰って生きることはできません。であれば、ビジネスでは無くしてしまう方法もあるのかなあと思っています。例えばアカデミックな世界で追究するとか。そうなるとシリアスゲームとしてのカテゴリーになるのかな。医療や教育、社会問題を解決するゲームのことです。でもまだ何かが違う。馬力が足りない。もっと正しい方法があると、そんな予感がします。

駅コレを作って「これリアルな鉄道会社さんとコラボしたら面白いんじゃない?」と突然思いついて、会社半休取ってスーパーひたちに飛び乗ってひたちなか海浜鉄道さんとイベントができた時はとても楽しかったです。「ゲームで地域活性化」「駅コレでローカル鉄道を応援!」とか普通に口に出せました。

しかしその後の東日本大震災で、自分の考えが大きく揺らぎます。ひたちなか海浜鉄道をはじめ多くのローカル鉄道や被災地を前にして「ゲームで地域活性化」「駅コレでローカル鉄道を応援!」と軽々しく言える心境ではなくなりました。車窓から見る風景は以前と同じに戻りましたが、私の目にはもう以前と同じ風景が見えません。

と言っても別に位置ゲーが地域活性化の責務を負っている訳ではありませんし、「できることで貢献する」のは大切なことです。大手の位置ゲーさんとかは目に見える貢献ができてそうですし、霞が関の中の人が押すハンコ一つの方がもっと地方を救っているのかも知れません。そこは考えても仕方がないのかも知れないし、もっと考えないといけないのかも知れません。

という訳で、2003年に位置情報ゲームを考案して以来、黙々と作り続けてきたれさくは、いつまでもこのテーマを追いかけることになりそうです。